「経営者だからこそ知っておきたい、カーナビの考え方とは?」
はじめまして!4月よりチームビルディングコンサルタントとして入社した、
照井春奈と申します!
みなさまの事業のさらなる進歩発展に貢献できるよう、全力でサポートさせていただきます!よろしくお願いいたします!
早いもので5月を迎え、1年も1/3が過ぎました。
ゴールデンウイークにも突入し、今年は最大で9連休の方もいらっしゃるとの
ことですが、皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか。ニュースでは観光地特集や
高速道路の混雑状況など、ゴールデンウイークならではの報道もされておりますが、
みなさんの中にも車で遠出される方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、カーナビの使い方を経営者としての役割に置き換えながら、
「経営におけるカーナビの考え方」をテーマにお伝えしていきたいと思います。
■目的地を設定する
車に乗って知らない所に行く時、遠くに行く時、まず初めにすることは
カーナビで目的地設定をするところから始めると思います。
では、“会社における目的地”と聞いてどんな事を連想されますでしょうか?
どういった所が会社にとっての目的地にあてはまるのでしょうか?
マネジメントの父と呼ばれる経営学者ピーター・ドラッカー氏は
会社についてこのように語っています。
「会社とは何かと問われると、たいていの人は“営利を目的とする組織”と答えるし、
経営者たちもほぼこれと同じ意見を持っている。しかし、この答えは大きな間違いで
あるばかりでなく、まったく見当外れである。営利(利益)とは、事業の妥当性を
検証する一つの規準を提供するものだ。」
ドラッカーがここで語っているのは、「多くの人が会社の目的として考える
“利益の追求”はあくまでも一つの結果であり、会社の目的ではない」という事です。
では、何のために経営をするでしょうか?
利益のその先に実現したいものはなんでしょうか?
それは、その経営者の想いから成る
会社の目的を明文化したもの、つまり“企業理念”です。
“理念で飯は食えない”と表現される事もあった時代から、ダイバーシティーが重要視
されたりM&Aの増加が進むなど、会社を取り巻く環境が劇的に変化し続けている
中で、“会社にとっての揺るがない土台”として改めて企業理念が注目されています。
皆さんの会社での目的地となる企業理念は設定されていますでしょうか?
そして、その企業理念や、なぜそこに向かっているのか、社員にしっかり
伝わっているでしょうか?
■目的地から現在地までの距離・状況を確認する
“会社における目的”=“企業理念の実現”とした場合、経営者の皆さんは
会社の目的地と現在地について日頃から常に考えていらっしゃると思います。
では、同じ目的地に向かっている社員の皆さんはいかがでしょうか?
中には日々の業務に追われ、目的地自体を意識できていない社員の方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
高速道路で、一度休憩し交通状況を確認できるSA(サービスエリア)があるように、
経営者として“社員と一緒に”目的地と現状を確認する場を作り、会社としてこれから
どうやって進んでいくのかを伝えることも大切なのではないでしょうか。
■あなたの会社にナビはありますか?
ここまで、“会社における目的”=“企業理念の実現”であるということ、
“社員と一緒に目的地と現状を確認する場を作ること”についてお伝えしてきました。
上記を踏まえ、「経営におけるカーナビの考え方」として大切なポイントは
・大前提として会社の目的地となる“企業理念”があること
・なぜそこに向かうのか(企業理念に込めた想い)、を社員にしっかりと
伝えていること
そして最も大切なのは
・定期的に、“社員と一緒に”企業理念(目的地)と
現状(現在地)を確認し合える場を作る
ということです。
一年の1/3が過ぎた今だからこそ、全社員一丸となって目的地に辿りつくために、
改めて自社を見つめ直す機会を社員と一緒に持ってみてはいかがでしょうか?
ケーエフエスコンサルティングでは、経営者・会社の“心得”を
社員やお客様の“心へ”届ける会社の理念ハンドブック“ココロエ”の
作成支援を行っております!理念ハンドブック”ココロエ”を、
社員が常に確認できるナビとして形にしてみませんか?
また、毎月開催しております“未来経営LAB”では、弊社が実際に使っている
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効果的な社内研修を実施する3つのポイント
こんにちは、ケーエフエス小林です。
突然ですが、皆様の会社では社内研修を実施していますか?
それはどのような内容の研修でしょうか?
弊社では先週、社内研修を行いました。
今年度の新入社員・中途採用者を対象とした社内研修です。
今回は“効果的な社内研修”についてお伝えします。
社内研修の目的とは何でしょうか?
会社の理念教育、組織内コミュニケーション、具体的な業務説明…
社員に伝えたいこと、学んで欲しいことはいろいろとある思います。
その中でも核となる目的は?
KFSの社内研修では「正しい考え方」を身に着けることを目的としています。
【効果的な研修の3つのポイント】
①個人の参加意識を整え、目的を設定する
よくある研修の問題点に、参加者が目的を持っていない、何のために研修をするのかわかっていない場合があります。
現場志向の社員であれば尚更、わざわざ成果のでる現場の仕事を止めてまで、研修に参加する必要性を見出せず、不満を持ったまま参加。
結果、ただ時間が過ぎるのを待って、効果なし。などということになりかねません。
研修は「ピットイン」の場と表現されます。
事前課題でまず参加者自身の現在地を確認します。
そして今後どんな自分を目指し、どのような成果を求めるのか?
カーナビを起動させるかのように、現在地と目的を設定してから臨みます。
②研修に至るまでの背景を知る
今でこそ、研修日程が決められ参加の指示があり当然のように研修を受けているかもしれません。しかしそれは当たり前のことではありません。
創業当初から社内研修を行う会社は稀です。
ここまで会社が成長するまで、様々な困難があったはずです。
多くの諸先輩たちの努力とチャレンジの結果、会社の成長のためには社員の成長が不可欠だ!という判断に至って初めて、社内研修という仕組みが導入されます。
研修を受けることは当たり前ではない。
過去を支えてくれた先輩たちがいてこその今があります。また現場から残り送り出してくれたメンバーへの感謝も忘れてはいけません。
どれだけの人に支えられ、送りだされ、その場に参加しているのか?
しっかりと研修に至るまでの背景を認識し、感謝の念を持って参加することが絶対条件です。
③明確な目標と具体的な計画をもって完了する
目的を持って参加し、組織のメンバーに感謝し、成果でそれを体現する。
最後はそれを実現するための目標と計画を明確にすることです。
想いを想いで終わらせず、具体的な行動に落として実践する!
結果、成果が生まれる!
「研修を実に変換すること」
それが参加者に求められることです。
いかがでしょうか?このようなことを研修前に伝えているでしょうか?
参加者は理解しているでしょうか?
しっかりと目的と前提を整え、効果を最大化する教育の仕組みを構築していただきたいと思います。
弊社の主催する未来経営LABでは、KFSグループが現在に至るまでの代表・小島の経営に対する想い、実践を余すことなくお伝えしています。
必ず皆様の企業の発展につながるアイデアに触れる事が出来ます。
皆様のご参加をお待ちしております!
「ビジネスで成功している『人を大切にする』という考え方とは」
こんにちは! 加藤です。
先日、結構衝撃的な出来事がありました。
あの「経営の神様」と呼ばれた故ピーター・ドラッカー氏とお会いできたのです!
ついにトチ狂ったか、と思われましたでしょうか笑
もちろん、物理的に出会ったのではありません。ドラッカー氏が存命中に、日本におけるジネス成功の秘訣を、ある方に話していたことを、その方が弊社代表の小島に話し、そしてその話を私にしてくれたのです。
それは、文量にしたら1行の短い内容でした。しかし、その洞察力と本質をついた話は、私の心に深く刻みつけられました。その方がその話を聞いたのは50年ほど前だそうですが、今でも意識すべきコンセプトでした。
私は、この話を聞いたとき、ドラッカー氏が、人から人へ、世代を超えて、私の脳に語りかけてくれている、という感覚を覚えました。
そしてこの時、よくビジネス本などで言われる、「なぜ人を大切にしなければならないのか」「人を大切にする」とは何なのか、について考えましたので、このブログにて共有したいと思います。
話の内容について気になる方がいらっしゃいましたら、弊社セミナー「未来経営LAB」にてお会いしたときにお話します笑
ビジネスは情報のやりとりで成り立つ
当たり前ですが、ビジネス(経営上の意思決定)はすべて、情報のやりとりで進みます。株式も、契約書も、ヘッドハンティングも、決算書も、土地も、AIも、案内板も、構造物も、画像も、機械の設計図も、提案書も、メニューも、マネジメントも、ビジネスにおける(価値を生み出し、利益を生み出す)すべての行為は情報提供・交換により推進しています。
それがデジタルであれ、アナログであれ、このような情報で人が判断し、行為を行い、現象をつくっているのです。
その情報伝達のスピードが飛躍的に高まったのがIT革命で、情報の透明性と流動性が一気に高まったことが”生産性向上”に繋がったのではないでしょうか。
ビジネスを推進するのは情報ということはわかりました。それでは、その情報はどこからくるのか? それはご想像のとおり、「人」です。
「人」がビジネスを飛躍させる「良質な情報」をもたらす
すべての情報の源は、「人」からもたらされます。
「いやいや、コンピューターが情報を得ているよ」とおっしゃる方もいるかも知れません。確かに、近年は、多くの場合AIが人々の情報を収集し、アルゴリズムによって、ビジネスをスムーズに、良い方向にもたらしてくれる情報を提供してくれるようになりました。
しかし、結局の所、ビジネスを飛躍させる情報は、人からもたらされます。
どのような経営本や伝記を読んでも、クライアント様やこれまで出会った経営者様の話を聞いていても、また未熟ながらも自身の体験を踏まえて考えてみても、壁を乗り越えたり、ブレイクスルーをもたらしたりしたきっかけは、突き詰めるとすべて「人」がもたらした情報であることに気づきました。
あの人がいたから今の自分がある、あの人があの時この情報や紹介をくれたから、あの人にあのときこう言われたことがきっかけで、、、必ずどの会社にも、人生にもストーリーがあり、ターニングポイントの源はほぼ人である、ということです。
人を大切にするとはどういうことか?
では、ビジネスを飛躍させたり、困難を乗り越えるための「良い情報」はどうしたら得られるようになるか? それは、冒頭にも書いたように「人を大切にする」ということです。
社会は人と人とのつながりで成り立っている以上、身近な人々を大切にすることは、自身が社会で生きやすくなることにつながります。そしてビジネスにおいては、お会いした方一人ひとりに誠実に接し、当たり前のことを当たり前にすることで信頼関係が生まれ、情報のやりとりがスムーズになる、すなわちビジネスを推進しやすくなる、ということにつながると思います。これは当たり前です(実際にやるのは難しいですが、、、)
では、会社を成長・発展させるための「良質な情報」を得るにはどうしたらいいか? そのために「人を大切にする」とはどういうことか?これまで、
・ビジネスは情報のやりとりで成り立っている
・情報は人がもたらす
・良い情報を得るためには人を大切にする
→ビジネスを進めるためには人を大切にするという流れで書いてきました。
ここからが重要なところです。ビジネス上で、縁のある方を大切にするということは、誠実でいるということに加えて、意識して実行しなければいけないことがあります。
それは、身近な人に、「今持ちうるすべてのリソースを使って、その方が望むものを与え続ける」ということです。これがビジネス上で、良い情報を得るための最も大切な原則なのではないか、と最近感じています。
与えよ、さらば与えられん、ということなのかもしれません。私自身が絶賛体感中です。
若造が何を小生意気な、と思われるかもしれません。
そう思われることを覚悟してこのブログに書いたのは、冒頭の話につながっています。
実は、冒頭のドラッカー氏とお会いした方は、戦後から現代の日本経済社会を作り上げたといってもいいほどの方で、経済界だけでなく、政界からも尊敬され、米国の名だたる企業のトップや、元大統領等とも親交の深い方です。
「この方」は、「身近な人を大切にしなさい」と言い続けながら、それを自分も愚直に実行し続けていました。
そして、その行動や情報提供により、その方の周囲の人々は皆ビジネスで成功し、世界の成長に貢献しています。もう亡くなってしまったのですが、あるアメリカ人は、「その方がいなかったら今の私はない」、と息子、孫、ひ孫にまで伝え続け、今でもそのひ孫からクリスマスカードが届くくらいの影響力があるのです。
その結果その方はどうなったか? その方に助けられ、支援された人々が、その方に良い情報を伝えつづけ、金銭的な部分を超えた深い幸福を感じているそうです。
そして、この話は、私はその方から直接聞いておりません。私が信頼されていると実感し、私も信頼し、貢献し続けたいと思える人が、この情報を伝えてくれました。(弊社代表小島なのですが笑)
まさに、「与える=人を大切にする」の循環が作られていると感じました。
目に見えにくく、抽象的なことが多いですが、ビジネスの原理原則「人を大切にする=人が望むものを与え続ける」。見返りを求めようとせず、ぜひ、実践してみていただければ、と思います。
必ず数ヶ月後、数年後、数十年後(まだ未体験)、素晴らしい世界を体験できることと思います。
弊社シンボリックセミナー「未来経営LAB(次回4/25水19:00〜開催!)」でも、KFSグループ代表小島が豊富な経営実践事例と共に、経営の考え方ををお伝えしておりますので、ぜひお時間あればお越しください!
お読みいただき、ありがとうございました。