未来経営DIARY

「未来会計×理念経営=未来経営」の実践!!

Re : Born 2020

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Re:Born

 本日より、「未来経営DIARY」再スタートいたします!!

KFSグループ 代表のわたくしこと ’小島 清一郎‘ が

未来経営のことや 日々経営の中で感じることなどを中心に書いてまいります。

簡単に自己紹介いたします。

 

1981年6月生まれ。福島県福島市出身。漫画とアニメをこよなく愛しております。

現在

・株式会社ケーエフエス

・株式会社ケーエフエスコンサルティング

・未来経営パートナーズ株式会社

・株式会社KFSライフ設計

税理士法人ケーエフエス

社会保険労務士 山本美奈子人事労務研究所

中小企業支援の専門家集団

「KFSグループ」のグループ代表を務めております。

KFSとは、「K(Key)F(For)S(Succes)」成功への鍵という意味です。

お客様の『成功への扉』を開けるカギとしての役割を果たす。

鍵単体では扉を開けることはできません。お客様の手にとって頂いてはじめて役割を果たすことができます。

お客様と成功を分かち合えるような存在を目指しております。

また、個人の貢献活動といたしまして、

「人間関係」と「目標達成」の両立を実現する。

  JPSA福島支部 支部

経営計画で未来思考の経営を支援する。

  あんしん経営をサポートする会 代表幹事

官とか民ではなく全力で良き社会を目指す。

  暁の会 東京代表

経営を支援する本物のプロフェッショナルへ

  日本経営会計専門家研究学会 理事

を務めさせていただいております。

 

 大学を卒業後父の経営する会計事務所に、就職しました。

東日本大震災を経験し、また事務所が労働監督署の調査を受けるなど、危機的状況下で事業承継を行いました。

 父の築き上げた会社を潰してはならない。何としてでも、事業を存続しなければと

必死に、目の前の出来事に対応してきました。

 しかし、当然 右も左もわからない状態での経営でしたので空回りする一方でした。

 しまいには、「自分が後継者じゃなければよかった」「なんで、自分ばっかりこんな目にあうんだ」と自分を否定するようになり、ストレスで急性胃腸炎を繰り返すようになりました。

 そんな時に、恩師のアチーブメント株式会社 代表取締役社長 青木 仁志 氏の

「わたしの人生には、私に責任がある」という言葉に出会い

すべては、自分が源なんだということに気づき

 だったら、良い会社を目指そう。良い経営者を目指そうと「理念経営」を実践して参りました。

 そして、もう一人の恩師であります。日本BIGネットワーク代表取締役 岩永 經世 先生の

「すべてはあるべき姿からの逆算。経営は未来からの逆算である」

という経営者の意思決定をサポートする会計であり持続可能な未来を構築するために必要である「未来会計」に出会い。

 まさに、現代の論語と算盤を実践してまいりました。

想いとしてのあるべき姿、数字としてのあるべき姿を明確にした経営を

「未来経営」と定義づけて、中小企業支援の専門家集団として現在では500社以上の中小企業のお客様をご支援するまでに至りました。

 すべて、自分が実践する中で、理念の大切さ、会計の大切さを身をもって体験してまいりました。

 自分の体験したことや、感じていることを徒然に書いていきたいと思います。

どうぞ、末永くお付き合いください。

 

「官とか民ではなく、全力で良き社会をつ

持続的なコミュニティに必要なもの

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この度、ケーエフエスコンサルティングと株式会社Resorzの共同事業として、新宿区市ヶ谷駅前にコワーキングサロン“Digima~出島~BASE”をオープン致しました!

Digima~出島~BASEは海外ビジネス支援に特化したコワーキングサロンで、「世界市場に挑戦したい!日本のビジネスを世界に発信していきたい!」という方を全面的にサポートするためのコミュニティスペースです。

「この場所を海外ビジネスの“聖地”にしたい」

そんな想いから創られました。



コミュニティについて考える

 

皆さんはコワーキングスペースをどのように捉えているでしょうか?

仕事場として利用するのが一般的ですが、コワーキングスペースの本質的な価値はその場に集まる人とのつながり、そこに形成される「コミュニティ」です。

いろいろなビジネスアイデアを持つ、価値観の違う人達が出会うことで、さらに新しいものが生み出される。人と人との化学反応を楽しむ場として認知されてきています。

 

そもそも「コミュニティ」とは何でしょうか?

言語の意味としては「共同体」と訳されますが、私は「ある事柄・テーマに“熱狂“した人たちの集合体」という解釈が最も理解しやすい表現でした。

 

これは、「バガボンド」「ドラゴン桜」「宇宙兄弟」など多くのヒット漫画の編集を務めた株式会社コルク代表の佐渡島庸平さんの著書「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.」の中で語られている表現です。



 

私は学生時代からいろいろな活動をし、コミュニティを作ってきました。当時はそれをコミュニティという言葉で意識はしていませんでしたが、何かに“熱狂”した仲間が自然と集まり、普段の生活では交わることのないタイプの人たちがそこにいました。

 

そのコミュニティをきっかけに、あるアイデアを形にするため学生卒業後に起業をしました。しかし、それは起業後1年で崩壊してしまいました。

 

今までずっと、自分が未熟だったから・知識のないまま勢いで起業してしまったからだと思っていました。もちろん、それを理由にあきらめてしまったことが最大の原因ですが、コミュニティが崩壊したのには別の理由があったことを前述の書籍から知ることができました。



コミュニティを作り出し、持続するために必要なもの。それは“熱狂”と“安全・安心”だと佐渡島さんは伝えています。

 

このふたつは一見、相反するような印象を受けると思います。

人々の“熱狂”が勢いに乗ってコミュニティを作る。それに対して“安全・安心”はその勢いを止めてしまうのではないか?と。

 

しかし、熱しやすいものは往々にして冷めやすく、一気に人気が出たものや売れたものほど、すぐにピークが去ってしまうものです。

 

自身の経験を振り返ると、立ち上がりが早く、スタートから多くの人が集まった企画・チーム・コミュニティほどその寿命は短く、いつの間にかなくなってしまいました。

後継者も出来ず、一代で終わってしまうものばかりでした。

 

逆にささやかなきっかけで、少人数の集まりから少しずつ形になっていったものほどそのつながりは強く、継続して活動を続けています。

皆さんにもそのような経験があるのではないでしょうか?

 

“熱狂”だけでは、それに疲れてしまう人たちが増え、持続することができない。

私のコミュニティはまさにそのような状態でした。

 

みんなが自分と同じ熱を持っており、それさえあればどんどんいける!そんな風に思い込んでいました。しかし、集まるメンバーはそれぞれ違う価値観を持っていますし、そこに割く時間やパワーも違う。それを一律と考え、環境の保全をしなかったことが崩壊の原因であったと気づきました。

 

価値あるコミュニティを長く持続させ、より大きく影響力のあるものにしていくためには、“熱狂”という強い想いとそこに集う仲間を守るための“安全・安心”の両輪が必要です。



これは企業経営にも通じる考え方ではないでしょうか?

 

継続的に発展する企業は、売上の獲得のフェーズでは組織体制の構築を行っています。

 

労務管理の改善

社員教育

人事評価制度の確立

...etc

 

これらはいずれも、そこに所属するメンバーの“安全・安心”を確保するための取り組みです。

 

人々があるテーマ、場所、目的のために集まり共同体を形成する。

全て「コミュニティ」です。

そこに生まれるエネルギーをより大きな影響力のあるものにし、さらに持続させていくために、ぜひこの「“熱狂”と“安全・安心”の確保」という考え方を取り入れてみることをお勧めします。

 

【後継者の未来経営】ビジネス構築力を高めるツール「ビジネスモデルキャンバス」

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こんにちは、細井です。

半年前からとある地方で70年続く老舗企業の後継者のサポートをさせていただいております。

 

いまの時代に合うように、経営理念の見直しから中期経営計画に取り組んでいるのですが、

後継者の事業承継を進める上で次の世代の柱となる「新規事業の創出」を重要テーマの一つとKFSでは考えています。

 

それは、今から会社を引き継ぐ2代目や3代目が直面する経営環境と先代が通ってきた経営環境とは、人口動態、ネット環境、人工知能を筆頭にまったく異なる状況だからです。

 

変化の激しい時代の中では既存事業の維持・改善だけではなく、

「新規事業の創出」や「既存ビジネスのイノベーション」が必要となってきます。

 

しかし、革新的なサービスや0→1を生み出すことはカリスマ的な創業者と比べて、2代目、3代目は苦手としている方も多いのではないでしょうか?

 

そんな新たなビジネスを生み出すことを苦手とする方、生み出す力を身につけたい方のためのツールがあります。

 

それは世界で100万部を売り上げた『Business Model Generation(ビジネスモデル・ジェネレーション)』という書籍の中で紹介されている

 

「ビジネスモデル・キャンバス」

というツールです。

 

ビジネスモデルに関する世界的権威である、

アレックス・オスターワルダーとイヴ・ピニュール氏によって

ビジネスを構築するプロセスを視覚化し、チームで共有するツールとして共同開発され、

GE、インテル、P&G、3Mなどの多国籍企業

スタンフォード、MIT、UCバークレー校など数多くのビジネススクール

実践され、とくに経営企画や新規事業企画立案には欠かせないフレームワークとなっています。

 

実は私、二年程前にこのビジネスモデル・キャンバスを国内で広めている、

一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会(BMI協会)のジュニアコンサルタント

として認定を受け、クライアント向けにこのツールを用いて活用し既存事業の見直しや新規事業検討のサポートも行っております。

 

ビジネスモデル・キャンバスは「ビジュアル(視覚的な)ツール」であり、「デザイン思考の要素」や、「顧客からのフィードバック」が盛り込まれ、事業の構造を捉え、全体を俯瞰できるツールです。

 

大きな特徴として9つのブロックでビジネスモデル・キャンバスが構築されます。

 

具体的には、

①Customer Segment(CS:顧客セグメント)

Value Propositions(VP:価値提案)

③Channels(CH:チャネル)

④Customer Relationships(CR:顧客との関係)

⑤Revenue Streams(R$:収益の流れ)

⑥Key Resources(KR:キーリソース)

⑦Key Activities(KA:キーアクティビティ)

⑧Key Partners(KP:キーパートナー)

⑨Cost Structure(C$:コスト構造)

 

経営で考えなければならない要素が9つに凝縮されており、

企業再生や、成長戦略の策定、新規事業の立ち上げなど、

さまざまな場面で活用できます。

 

例えばコンビニエンスストアをビジネスモデル・キャンバスで表現するとこのようになります。

 

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CS:顧客セグメント→学生、社会人

VP:価値提案→いつでも、どこでも

CH:チャネル→店舗

CR:顧客との関係→セルフサービス

R$:収益の流れ→商品の代金

KR:キーリソース→小さな敷地面積、POSシステム

KA:キーアクティビティ→少人数でのオペレーション、1日3回配送

KP:キーパートナー→商社

C$:コスト構造→商品仕入原価、物流コスト、店舗在庫コスト

※今回は取り上げていませんが、コンビニの場合CSがFCオーナーとなり加盟料やロイヤリティがR$となる、「FCビジネスモデル」という側面もございます。

 

ビジネスモデル・キャンバスを描くコツはこのように、

重要なポイントを一言で表現すること、

そして各要素緻密に考えるよりも、より早く網羅的に全体像を描いて、

仮説を立てプロトタイプを創り、

その仮説を検証しながらブラッシュアップしていくことです。

 

ぜひ一度、自社の既存の事業や検討している新規事業について、

ふせんを使って9つの要素をブレストしながら埋めてみてください。

 

自社の強みの要素や競合と比べて弱い要素、業界が取り組んでいない機会となりそうな要素がブレストしていくときっと見えてくるかと思います。

 

また外部の視点からフィードバックを受けながら、

ビジネスモデル・キャンバスを設計していくこともとても有効です。

 

今回、真夏の自由研究~ビジネスモデル強化月間として、

7月、8月と先着限定5名の方にビジネスモデル・キャンバスを使った1時間無料相談を実施いたします。

 

これから事業を承継する後継者の方はもちろん、次の新規事業を検討したい創業者の方、これから独立をしようと活動している方、

下記フォームよりお申込みお待ちしています!

(相談内容のその他にビジネスモデル・キャンバスとご入力ください)

 

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdmAe5Xrhp-hX6UVZA1RItp41Q7RhbhS_OJJ98xCzHSTgzUEA/viewform