【法人保険の魅力】
皆さんこんにちは!!
KFSライフ設計の佐藤です。
今回は、『法人保険の魅力』についてお伝えします。
法人保険の加入を考えられている方に向けてお伝えさせて頂きますが、
現在検討中の方も、今一度、保険に加入する目的を確認していただければ幸いです。
よろしくお願いします。
Ⅰ.法人保険の2つのメリット
1.事業保障
法人保険に加入するメリットの1つに「事業保障」があります。
例えば、
・経営者の身に何かが起こったときに借入金の返済資金
・経営者自身の死亡退職金を準備
・管理職の死亡をきっかけとしてやめる社員たちの退職金を準備
・後継者体制が整うまでの運転資金を準備
などに用いられます。
このような資金需要を想定し、法人保険に加入するのが一般的です。
また社員のための保障を確保することができます。
働き方改革が推進されている現代で
「退職金制度があるか?」
「亡くなった時に、どの程度の遺族保障が出るか?」
といった福利厚生制度は、従業員にとっては、重要なポイントになるのではないでしょうか。法人保険を活用して、これらの制度を整えておけば、優秀な人財を確保することにも繋がるのです。
2.税金対策
もう1つのメリットは、「税金対策」です。
これは、法人保険の「保険料を損金に算入でき、法人税を減らすことができる」という特性からきています。
法人保険は、ほとんどの生命保険会社で、加入することができます。
しかし、どの生命保険会社のどの商品を選ぶかにもよりますが、
法人保険に加入するか否かで、税金の支払額に大きな差が生じます。
例えば、
現在の日本における、法人税は実効税率で、約35%です。
つまり、1億の所得を持つ法人は、所得全体の3分の1以上、約3500万円の納税が発生します。
しかし、支払う保険料を損金に算入することで、課税対象となる所得を減らすことができます。
法人税が課せられる所得は、「益金(課税対象になる会社の稼ぎ等)-損金」で算出されます。すなわち、損金に、算入する金額が大きければ大きいほど、所得を少なくすることができ、法人税が減らせるということです。
以上「事業保障」「税金対策」が法人保険の2つのメリットです。
Ⅱ.入口・出口効果
法人保険の加入時と解約時に生じる会社への影響を、入口効果、出口効果といいます。
・入り口効果
法人保険に加入して、事業保障+節税効果を受けること
・出口効果
法人保険を解約して、解約返戻金や融資を受け取ったり、更には、譲渡等で、名義を変更したりできること
特に税金対策として法人保険を活用する際に、その効果があります。
税金対策の具体的な流れとして、
① 法人の益金に法人税等を課せられる。
② 法人保険に加入し保険会社に資金を預ける。
③ 法人税の35%を実質0まで節税することができる。加入中は保障がついてくる。(入口)
④ 何年後かのタイミングを計って解約し、返戻金を受け取る。(出口)
⑤ この解約返戻金は全部または、一部を雑収入として計上する。(出口)
法人保険によって経営者は、法人の稼ぎの一部を保険料として損金に算入して、
保険会社にためておく。解約時に解約返戻金として、受け取ることができます。
解約返戻金の返戻率は、解約する時期や経過年数、商品によって変化します。
そのため、解約のタイミングを加入時に念入りにプランニングする必要があります。
昨今は、
入口効果を重視しつつも、出口効果をさらに重視する傾向があります。
それは、解約時の解約返戻金は、受け取った際に一部または全部が、雑収入に計上され、課税対象になるからです。
せっかく、入口で節税しても、出口で対策を考えなければ、単純に課税の先送りをしているだけになってしまいます。
そのため、あらかじめ将来的に資金を使う予定を立てることが効果的です。
・〇年後に、自社の機材を買い換える予定がある
・〇年後の退職に向けて、退職金を準備している
など、事業にとって効果的なタイミングで解約返戻金が受け取れるように、プランニングすることです。
解約返戻金から支出することで、その支出分の全部または、一部は損金算入され、出口の課税を防ぐことができるのです。
いかがでしたでしょうか。
保険といっても保障だけではなく、様々な活用の仕方があります。
私が保険に携わっていく中で、大切だと思うことは、
「無計画に保険に入らないこと」だと考えています。
生命保険は、人生に大きな影響を及ぼすものだからこそ、
十分にライフプランや事業計画を立てて、何の為に加入するのかを理解し、納得された上で、加入されることをお勧めします。
ここまで読んでくださりありがとうございました。