【書籍紹介】~考え方で仕事を楽しくするプレイフルシンキング~
皆さんこんにちは、ケーエフエスコンサルティングの佐藤です。
本日、ご紹介する書籍は、
『プレイフル・シンキング』です。
プレイフルとは、物事に対してワクワクドキドキしている状態のことをいい、今あるものや状況を最大限に生かして、新しいものを作り上げる姿勢などをさします。
今回は、どうしたらプレイフルに考え、活動できるのかまとめさせて頂きました!よろしくお願いします!!
あなたは、Can I ? 型、How can I?型
上司から仕事を任された時、
「その仕事をできるかできないか?」で考えるのがCan I型
「どうしたらできるのか?」で考えるのがHow can I型といいます。
この違いは、自分の行動によって引き起こされるものに対して、
「怖いと感じるのか?」「楽しい」と感じるのかの違いが要因になります。
実際、ご自身の会社の社員の方々は、どちらの型が多いですか??
会社によりけりだとは思いますが、今の世の中は、Can I型が多いような気がします。
では、何がプレイフルシンキングの邪魔をしているのでしょうか?
プレイフルを阻害するもの
プレイフルシンキングを阻害するのは、考え方、マインドセットにあります。
それは、「努力しても自分は変わらない」という考え方にあります。
一方で、プレイフルシンキングの人は、
「努力をすればいくらでも変わることができる」という考え方の人です。
前者を「フィックストマインドセット」
(ガチガチの固定概念、周りに自分をよく見せたい、失敗は過ち、周りに無能だと思われたくないからチャレンジしない)
後者を「グロウスマインドセット」
といいます。
(成長した分だけ良くなる、どんどん挑戦して良くなりたい、失敗は経験、難しい課題は、どうしたら良くなるのかを考える)
私たちは、元々プレイフル出身です。
赤ちゃんの頃、歩くことをできるかできないかで判断していた赤ちゃんは、いたでしょうか。
できるかできないかではなく歩こうとしましたし、そのチャレンジを重ねていくうちに、補助器具を使ったりして短かな距離から少しずつあるけるようになったと思います。
私たちは、成長過程で、自分はどうせ変わらないと、可能性に蓋をするのです。
無意識の内に自ら限界を決めます。
そうした行動が、プレイフルを阻害しているのです。
どうしたら変わることができるのか?
ガチガチな考え方から自分を変える方法の1つとして「メタ認知」があります。
メタ認知とは、
物事を俯瞰したり、多角的な視点から眺めてみることです。
例えば、自分をアタマの上から見ているイメージです。
メタ認知をすることで、自分の状況を冷静に分析して臨機応変に対応することができます。
また、自分を取り巻く環境を見渡すことができるので、見落としていた可能性に気づくことができ、見通しを持つことでやる気が湧いてくるのです。
プレイフルシンキングの必要性
現代で重要となる学びは、かつてのような他者から与えられるものではなく、自らが体験し振り返り経験として蓄積していくことが潮流となっています。
すなわち、日々チャレンジしPDCAを回して経験値を高めていくこと、学びを自分から創り出すことが求められています。
社会人としての実践の場で、プレイフルな心構えで
行動を取れるため、成長スピードも変わっていくのです。
時代の流れが速く、読みづらい今の世の中だからこそ、
専門知識や、技術の上で、安定をもとめるのではなくて、時代に応じて臨機応変に対応し、その時代にあった価値を生み出すことが必要です。
それを可能にするのがプレイフルシンキングなのです。
以上がプレイフルシンキングのまとめになります。
ここまで書かせて頂きましたが、
『楽しさの中に仕事の本質がある』ということです。
仕事が楽しければ、全ては学びになります。
考え方ひとつで、仕事への姿勢が変わるからこそ、今の考え方を見直してみるのも良いかもしれませんね!
ここまで読んで下さりありがとうございました。
ケーエフエスコンサルティング
佐藤
2年以内に飲食店の50%が廃業する3つの理由
世の中には数多くの飲食店があります。
今日もどこかで新しいお店がオープンしています。
日本における飲食店は67万店。400万人もの方が従事されています。
ですが、飲食店の約半分が開店から2年で閉店していると言われます。
なぜでしょう?
情報不足、資金不足、立地が悪い、商品力がない、、、
いろいろな理由が考えられますが、本当の要因は何なのでしょうか?
私が日々飲食店のご相談にのるなかで、不振店が共通して見落としているポイントが3つある事に気づきました。
【①動機が違う ~飲食店を開業するための動機~】
多くの方は「料理を作るのが好きだから」「接客が好き・人と関わるのが好きだから」という動機で飲食店の開業を考えます。
“好きこそものの上手なり”
その仕事が好きであることは大切な条件です。
ですが、料理が好きなら料理人になればいい。人と関わるのが好きなら接客人になればいい。
料理好きを理由で飲食開業をされる方は、商品に異常なこだわりを持つ代わりに、それ以外のことを疎かにしてしまう。接客好きで開業された方は、サービス重視で商品のクオリティを上げることを後回しにしてしまう。
どうしてもそのような傾向が出てしまうようです。
では飲食店開業に必要な動機とは何か?
それは「経営をしたい」という願望ではないでしょうか?
料理が好き・接客が好きという部分的なものではなく、「飲食店経営をしたい」という動機が必要なのではないでしょうか?
【②お店のコンセプトがない ~そのお店を通じて何を届けますか?~】
飲食現場にいると「自分のお店を持つのが夢なんです!」という方が多くいます。
しかし「自分のお店を持つ」というのはあくまで通過点です。
飲食店開業の目的は、その先にある繁盛と繁栄を目指すために、「このお店を通じて何をお客様に届けたいのか?」ではないでしょうか?
これが「お店のコンセプト」に反映されてきます。
飲食ビジネス成功の70%は「お店のコンセプト」で決まります!
実は、ここが曖昧なまま営業されているお店が少なくありません。
「お店のコンセプトを教えてください!」の質問に対し、なんとなく答えてはくれますが明確な核となる部分が伝わってきません。コンセプトとは、シンプルに表現されたもので、書面にし形となっているものです。
【③損益モデルがない ~目標損益モデルに沿った投資と実現するための仕組み~】
そして最後は損益モデルを明確にし、それを管理する仕組みをはじめから作り上げることです。
基本知識として、材料費コストと人件費コストを合わせて55~60%というのは知られています。
売上高 100%
材料費・人件費 55~60%
諸経費 12~14%
初期条件 20%
利益 6~13%
飲食店の損益モデルの標準値として、このように設定されています。
まずここでひとつ。
「初期条件、ちゃんと収まっていますか?」
土地や物件は水ものです。欲しい時に、欲しい場所に、欲しい価格であるとは限りません。
資金調達の際にも、条件の良い融資は物件が決まっていないと借りられません。
時間にも追われ、最終的に出てきた物件はいい感じだけど家賃高め。スケルトンで内装費がかかるのが目に見えている。けどもう待てない!で予算オーバー。
引っ越しで物件探しする時も、こうなりませんか?
もともと予定していた家賃よりも、最終的に決めたところはちょっと高い。
+5,000円~10,000円。
それとはスケールが全然違います!絶対に予算内に収めてください。
次が、「材料費率、本当にその数字ですか?」です。
「材料費率はいくつですか?」と聞くと「だいだい30%ぐらいです。」と返ってきます。
...本当にそうでしょうか?
食材毎に計量して算出してますか?
商品全体の分布を確認していますか?
正確に棚卸しをされていますか?
それ仕入れ率じゃないですか?
まず商品設計段階で、正確な材料費を算出し設計をしてください。
そして、開業当初から毎月管理して確認・調整できる仕組みを取り入れてください。
最低でも初期条件・材料費のふたつの数字が明確で、規定内に収まっていないと営業してからが非常に難しくなります。
【まとめ】
「不振店が共通して見落としている3つのポイント」をまとめます。
①「飲食店経営をしたい」という開業の動機
②明確な「お店のコンセプト」を持つ
③目標損益モデルに合わせた投資と管理体制を作る
この3点を押さえていないお店が実際に苦しんでいます。
逆にこれらをしっかりと作り上げるところからスタートすれば、廃業の可能性はさがります。
売上・情報・資金・立地・商品・人材...
目先ことだけにとらわれず、ぜひ本当に大切なものを軸にした開業・経営をしてください。
KFSコンサルティングではこの全てのサポートをしています。
飲食店の開業、または現状不振でお困りの方はぜひご相談ください。
経営について考える時間を持つことは経営者にとっての「ご褒美の時間」
成長している会社の社長は、今かけるべき時間を将来の金銭に転換する「想像力」がすごい
計画する時間を持つことに計画の価値がある
“戦いに備えるにあたって、私はいつも計画は役に立たないものだ、と思う。それでも、計画を立てることは不可欠なんだよね”