未来経営DIARY

「未来会計×理念経営=未来経営」の実践!!

実は損してる!?経営計画を作らない会社の2大理由。誰のために計画はあるのか?

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このブログをご覧いただいている中小・ベンチャー経営者の皆様は、

経営計画を立案していますでしょうか?

 

以前、元LINEの社長森川氏の著書の中で「計画はいらない」と、

書かれていたことでも話題になりました。

 

私も毎日、様々な経営者の方にお会いしていると、

 

変化の激しい時代だから、、、

来年もどうなるか読めないから、、、

 

だから計画は作っていません。

 

と仰る経営者の方が一定数いらっしゃいます。

特にIT系の方が多いです。

 

そのお気持ち、とっても良く分かります!

明日新たなビジネスモデルを引っさげたサービスで異業種からの参入があるかもしれません。

 

緻密に作った計画が一夜にして白紙になってしまうビジネス環境において、

計画をつくることに意味を感じないお気持ち、

良くわかります!!



でも、ちょっと待ってください。

もしかして、

それって変化に乗り遅れていて、

流れについて行けていない

言い訳だったりしませんか?

 

私がいままで見てきた中で、

成長している中小企業の多くは、

明確な戦略と計画を持ち実行しています。

 

ベンチャーキャピタル等の投資機関から資金調達するようなスタートアップ企業も、

作り込んだ事業計画を作成し、交渉しています。

 

もちろん、上場企業も経営企画が中心となって、

中長期ビジョンから、直近の計画を作っています。

 

もしかしたら、計画を立案していないことで、

大きな機会損失をしているかもしれません。

 

先日、弊社で開催した未来経営LABの中で、

未来経営における経営計画について、

KFSグループ代表の小島がお伝えしたエッセンスを、

お届けさせていただきます。

 

 



計画は頭の中にあるだけでいいのか?

計画を立案していない理由の一つが、

「変化が激しく、来年すらどうなるか読めない」

でした。

 

もう一つ良く聞く理由が、

「計画(ビジネスプラン)は俺の頭の中にある」

です。

 

この2つが、計画を立案していない2大理由です。



アメリカの話ではありますが、

シリコンバレーの研究の中で、

 

ビジネスプラン(計画)をもっている企業が、

どのくらいの確率で黒字化しているか?

 

約850名の経営者を定量定性的に調査し、

計画と黒字化の相関関係のデータを研究しているそうです。

 

その結果、

ビジネスプラン(計画)を持っていた企業は、

5年経過した時点で約5割が黒字化している、

という結果が出ているそうです。



その中でも、

ビジネスプラン(計画)を文書やプレゼン資料などに見える化している会社ほど、

自分のビジネスプランに自信を持っている、

逆に見える化していない(頭の中にある)会社ほど、

自社のビジネスプランに自信がなかったという、

自信と見える化に相関関係が見られたそうです。



ビジネスプラン(計画)を見える形にして、

金融機関や外部のアドバイザーに見せれば見せるほど、

様々な視点からの評価とアドバイスをもらい、

ビジネスプランが更にブラッシュアップされ、

成功確率が高くなるのは当然の帰結ではないでしょうか?



経営計画は理想を描けばいいのか?

経営計画の立案をサポートする中で、

確かな根拠なく毎期売上倍増を計画してしまう経営者の方もいらっしゃいます。

 

志高く、夢を描くのは理念やビジョンを描く上では重要ですが、

計画に落とし込むタイミングで、

夢物語のままでは「絵に描いた餅」となってしまいます。

 

前述のシリコンバレーでの研究では、

ビジネスプランを持つことで黒字化の可能性が高くなるとお伝えしましたが、

 

黒字化している企業の特徴として、

”実態に即した”ビジネスプランを持っているそうです。

 

実態に則したビジネスプランとは、

どのような視点を持てば良いのでしょうか?

 

ある調査によると、

業績の4割は外部環境、6割は内部環境で決まっているとのことです。

 

冒頭で計画を作らない理由として、

「変化が激しいから」という話をしましたが、

 

この激動の時代を言い訳にするのではなく、

機会と捉えて、変化の波に乗るべきではないでしょうか?

 

 

ピーター・ドラッカーの名言

「変化はコントロールできない。

できることは。その先頭にたつことだけである。」

 

これから起こる外部環境の変化を読み解く上での、

大きな観点は3つ、様々な変化が2019年に訪れるため、

「2019年問題」と呼ばれています。

 

・オリンピック前年に経済効果のピークが訪れる

・人口減少(2018年に18歳の人口がピーク、2019年に世帯数がピーク)

・消費税増税の駆け込み需要と反動

 

人口減少を始めとした、

このような大きな変化は、

いまだかつて経験の無いほどの変化となります

 

2019年問題に対して、

今年どのような戦略や打ち手を描いているか?

明確な戦略と計画がある企業とない企業で、

今後明暗が分かれると言えます。



これから確実に訪れる変化が、自社や自社の業界に、

どのような影響を与えるでしょうか?

 

これを深めることが、より実態に則した計画を考えるベースとなります。

 

そして、

変化を捉えて立てる計画であれば、

実行段階で計画通りに行かないときも、

当然に変化するものとして、

対応できる経営体質にレベルアップしているはずです。

 

変化を読み解くヒントとして、

こちらで経済の時流を捉えていただき、

 

政府が発表している

「未来投資戦略2017~Society5.0の実現に向けた改革~」

こちらも、今後国策がどのように動くのか参考にしてください。




経営計画書は誰のためにあるのか?

そもそも経営計画書は誰のためにあるのでしょうか?

 

それはもちろん、経営者である自分のため?



果たして、本当にそうなのでしょうか?

 

確かに会社の株主であり、借入金の保証人にもなり、

会社=経営者自身と言っても過言ではないですが、

で、あれば「頭の中に戦略イメージ」があれば充分なはず。

 

KFSの未来経営では、経営計画、

そして見える化した経営計画書は、

 

『共に働く仲間、大切な社員(従業員)のため』

と考えています。

 

今後、生産年齢人口は100万人単位で年々減少していき、

採用力=企業の成長力となります。

 

300人未満の企業の大卒の求人倍率は4.16倍という、

超売り手市場になります。

 

会社が健全に黒字経営するのは当たり前、

給料を上げるのも当たり前、

残業減らすのも当たり前、

働き甲斐や仕事を通した社会貢献の実現、

も求められます。

 

そのような採用環境で、

会社のビジョンや経営に対する考え方、明確な計画を示している

計画のある会社と計画がない会社と、

もしも自分の子どもが就職するなら、

どちらに入って欲しいと願うでしょうか?

 

自分の会社は、

一生懸命働いてくれている社員が家を買いたい時に、

住宅ローンの審査がおりる会社でしょうか?

 

近い将来、住宅ローンが組める会社にすると計画しているでしょうか?

 

今いる社員やこれから入社する未来の社員にとって、

良い会社、働きがいのある会社を目指すなら、

 

まずは「計画は頭の中にある」

という状態から、

A4一枚でも良いので、戦略・計画を

見える形にしていきましょう!

 

社員や家族がついてくる魅力ある経営者には

ストーリーがあると言われています。

 

自身の生い立ちから、

なぜ今のビジネスにつながっているか?

会社の理念やビジョンはどんな背景から生まれたのか?

ぜひ、一貫性のある物語をぜひ紡いで、

戦略から計画まで落とし込んでみてください。

 

実態に則した、明確な経営計画を立案し、

大切な仲間である社員との約束として、

一年に一度は経営計画発表会を行ってください。

 

KFSでは、中小・ベンチャー企業の経営計画の立案を、

サポートしています。

 

理念づくりから戦略・計画の立案、

5万円で一日で5ヵ年の数値計画を完成させるセミナーなど、

会社の状況に合わせたプランをご用意しております。

 

経営計画を立案された方々の様子をコチラでアップしています!

これを機に計画の立案してみようと思われた方は、ぜひご連絡ください!!

 

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