未来経営DIARY

「未来会計×理念経営=未来経営」の実践!!

理念が浸透する会社をつくる、はじめての入社式のつくり方

こんにちは、ケーエフエスコンサルティングの細井です。

2018年4月2日にKFSグループでは本部のある福島市で入社式を執り行いました!

 

ありがたいことに4名の優秀な18新卒のメンバー、中途4名が入社し、

KFSを自己実現のステージとして社会人生活のスタートを切りました。

 

 

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KFS東京は5人に

KFS東京では、新たに2名が正社員として加入し、5名体制となりました!

 

専門・肩書は財務戦略アドバイザー、IPO支援、飲食実務コンサルタント

クレドアドバイザー、チームビルディングコンサルタント

全員バラバラで、得意領域もバラバラです!

 

多様性に富んだ組織ですが、

黒字の継続を目指し社員が大切にされていると感じられる経営をする「未来経営」という考え方、

「日本一の中小企業支援プラットフォームを創る」というビジョン、

そして「貢献する企業であり続ける」という理念に共感して日々取り組んでいます。

 

メンバーのプロフィールは近々紹介したいと思います!



入社式の目的は?

今回のテーマは「入社式」ですが、皆様の会社では行っていますでしょうか?

 

どんな目的、意味づけ、意義付けをしているでしょうか?

「周りの企業がやっているから、何となく新入社員をウェルカムするプログラムを作ってやっています」

では勿体ないです!

 

会社によって様々な目的があって良いと思いますが、

未来経営では、経営理念を伝えるチャンスと捉え、

新入社員だけでなく、既存社員も含めて理念をさらに浸透し、

理念経営の組織としてレベルアップしていただきたいと思います。

 

また、これから入社式を行っていこうとしている会社が、

はじめて入社式をやるためのキッカケとして参考にしてみてください!



KFSグループの入社式事例概要

2018年のKFSグループの入社式では、

下記のようなプログラムで開催しました。

 

ー午前ー ホテル会場にて

1.開会

2.役員挨拶

3.代表挨拶

4.辞令交付

5.新入社員挨拶

6.既存メンバーからサプライズムービー(歓迎メッセージ)

7.閉会

 

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ちなみに入社式閉会以降は、

ーお昼ー 全員で会場でお弁当

ー午後ー 役員会・経営戦略会議・管理者会議等

ー夜ー  歓迎会

という流れで丸一日業務をストップして、

グループ全体で緊急ではないが重要事項に取り組みました。

 

入社式の重要ポイントは代表挨拶で何を伝えるか?

入社式の中で代表挨拶は一番ボリュームがあり、

新入社員も既存のメンバーも真剣に話を聴いています、そこで何を伝えるかです。

 

未来経営を実践においては、ぜひ代表の考え方、

創業・承継のストーリー、経営理念の意味を伝えていただきたい所です。

 

小島代表の今回代表挨拶は会社のストーリーを中心に

このような内容で展開されました。

 

・代表プロフィール、事業承継の経緯

・KFSの過去について:今の規模、環境が整っているのは既存メンバーのがんばりが有ったからこそ

・会社の理念について:言葉の意味も含めた詳細

・グループ共通ドメイン:グループ5社はバラバラではなく、つながっている事

・中途入社メンバーの紹介

・今年度の働き方への取り組み

 

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既存社員からしてみれば、何度も同じ話を聞いています、

またかと思う人もいるかもしれません、

しかし、人は忘れていく生き物です、「知っている」のと

「理解し日々実践している」では行動・言動といった理念の体現度に大きな違いが現れます。

少なくとも一年に一度は会社の意識を合わせるために、真剣に語ってみてください!



入社式の舞台裏を支えるヒトとモノ

入社式を成功させるには、舞台裏を支えるヒトとモノも重要です。

一般的にはバックオフィス部門、総務部あたりが中心となって準備を進めると思います。

以下、はじめて入社式を企画する際に参考にしていただきたい項目です。

・役割:当日までの準備だけでなく、当日は予想以上にやることがあります。

    資料の配布、会場の設営、登壇者や余興をする方への案内など、

    スケジュールに追われている中でスムーズに進めるためには

    多くの方の協力が必要です。

・司会:式として良い意味での緊張感、全体で盛り上げるには

    社長ご自身で司会進行するよりも、

    NO.2や総務や人事のリーダーが司会進行を行うと良いでしょう。

・写真、動画撮影:必要条件ではないため見落としがちなのが記録です、

         会社の歴史を映像や画像で残しておく事で、

         次の採用活動や〇周年記念などのイベントで

         自社の魅力を伝えるツールの一つになります。

・社員紹介ムービーや余興の根回し

  役員だけが一方的に伝えるだけでなく、

  参加する様々な立場のメンバーが参加することで、

  入社式の当事者の一人となり一緒に創る場になります。

 

入社式は毎年進化するもの

今ではグループ5社50名となり、ホテルの会場で行っていますが、

私がはじめて参加した3年前は事務所の業務フロアに

プロジェクターを投影して開催していました。

 

その後、移転したオフィスビルの会議室、ホテルの会場へと

会社の成長に合わせて、場所も内容も毎年進化しています。

 

最初は手作り感満載でもかまいません!

例え入社する人がいなくても、節目の行事として毎年開催して

徐々にステップアップさせて行きましょう!

 

【学生が中小企業を選ぶ3つの条件】

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皆様こんにちは!!佐藤です!!!

 

今回は、4月から中小企業へ入社する新卒2人にインタビューする機会をいただきました。

新卒採用にお役立ちできる情報があると思い、ブログに掲載させて頂きました。

大手志向の就活事情の中で、6つの質問を通して生の声をお届けします!!

 

プライバシーの関係で名前と企業名は伏せさせていただきました。

ご了承の上、お読み下さい。

登場する学生は、共に今年4月入社のH君とMさんです。

 

Q1.どんな仕事をしているのか?

H.葬祭業。残りの人生をより幸せに生きていくため、そして残された遺族の方々が幸せに生きていくために、葬儀をけじめの場として提供しています。

 

M.健康・美容事業が中心です。
家族の中で太陽のような存在である女性たちの思い描く素晴らしい人生を、自らの力で実現出来るようにお手伝いする仕事をしています。

 

Q2.なぜ、大手志向を辞めて中小企業に就職したのか?

H.給与面や会社のネームバリューを重視していませんでした。

一番に考えていたことは、自分が本当にやりたいことや、人生で成し遂げたいことができる、自己実現の場所を探していました。

 

M.もともと大手志向ではありませんでした。
転職や独立が多いこの時代で、今後の人生を考えた時に、他社から求められる人財になりたいと考えたからです。そのために、色々な仕事にチャレンジできて力をつけられるのが、中小企業やベンチャーだと考えたからです。

 

Q3.ビジョンは大切か?

H.大切だと思います。

正直に言うと私は、葬儀業に勤めることは1ミリも考えていませんでした。

しかし、会社のビジョンと自分のビジョンを重ね合わせた時に、興味のあった人財・教育業界ではなく、ビジョンを成し遂げられると確信と持てた、葬儀業界の会社に就くことになったんです。

M.私も、大切だと思います。
入社までの研修期間で、会社の理念に共感しても、会社と個人が作り出したいビジョンの不一致で、内定を辞退する同期を見てきた経験があるからです。

 

Q4.社長と出会った時の印象は?

H.話す姿勢と社員の方と関わっている姿は、誠実の一言です。純粋にこの人の話を聞きたいと思えました。

M.母親みたいな印象で、The女社長のような感じでした。

Q5.学生の会社への信頼度が上がるポイントは?

H.お客様の幸せの追求はもちろんのこと、社員のビジネス・プライベートの両面の幸せも考えていることです。

そして、会社に関わる人への対応が、どの社員の方も丁寧で誠実であることです。

 

M.理念など、想いを大切にしていることです。
そして、その理念を土台に働く仲間を大切にしていることです。
また、金銭的なことなど、グレーゾーンは絶対に許さないという風土が浸透していることです。



Q6.入社の決め手になったのは?

H.入社までの間、社長と4回ほどお会いし、お話をする中で会社(社長)の目指す先に、自分の実現したいものが成し遂げられると確信できたからです。

M.企業理念に共感し、価値観も合っていたからです。

また、選考やインターンを通して会社のことをもっと知ったことで、一緒に働きたいと思える社員の方と職場環境があったからです。

 

インタビューは、以上です。

 

私も中小企業に就職した人財として、中小企業の会社を選んだポイントは、

①社長と現場の社員の方が言行一致していること(理念浸透がされていること)

②会社でイキイキ働いている自分がイメージできた(見通しが持てた)

があります。

 

 

 

今回のインタビューを通して、

①社員の方までしっかり理念浸透できていること

②会社のビジョンが明確であること

③会社の風通しが良く、透明性があること

 

の条件が当てはまる会社が、選ばれやすいことが分かりました。

 

 

また、 ケーエフエスコンサルティングでは、理念経営の考え方や、理念浸透・理念を基盤とした人財育成のノウハウなどを提供している勉強会を月に1度開催しております。

 

人財不足が加速する前に、人財から選ばれる会社への第一歩にしていただけたらと思います。

 

未来経営lab ~黒字経営を実践・目指す経営者勉強会~

 

ここまで読んで下さりありがとうございました。

 

ケーエフエスコンサルティング 佐藤

利用者としてのマナーと飲食店のルール

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こんにちは!

ケーエフエス飲食担当・小林です。

 

いろいろなタイプのお客様

飲食店で働いていると、いろいろなタイプのお客様と出会います。

そこから多くのことを学んでいくのが飲食業の魅力でもありますが、中には驚くようなこと、想定外の行動をとられるお客様がいます。

 

極端に態度の悪い人(え?なんかしました?って聞きたくなるぐらい、いきなり不機嫌なお客さん)

コーヒー1杯で長時間滞在する人

持ち込みをする人

お皿を割ってしまう人

閉店時間を過ぎても帰らない人

 

筆者が実際経験したお客様だと、

フリードリンクの紅茶のパックを持ち帰ろうとする人

バイキングのお料理を持ち帰ろうとする人

ポイントカードやクーポンを駆使して、できる限り会計を抑えようとする人(常連さんで仕組みを理解してくれているのはありがたいことですが…)

バッグに猫を入れて、店内に持ち込んでしまう人

 

といろんなお客様がいて、都度その対応で鍛えられた経験があります。

 

よく議論される話しとして、「持ち帰りのご希望に対応するか?」というのがあります。

先日、クライアント先でその話題になりました。

筆者が勤務していたような食べ放題・飲み放題のお店で、タッパに入れてお持ち返りは勘弁して欲しいですが、頼み過ぎて食べきれずに残ってしまった物のお持ち帰りを希望されるお客様がしばしばいらっしゃいます。

お店としても、食品問題に注目が集まっている昨今、対応の分かれるテーマです。



ルール決定の基準を間違わないために

 

クライアント先では結局、「お持ち帰りは対応しない」になりました。

理由は、「後々何かあったら困るから」「それで食中毒で訴えられても困るから」

残念ながら、この思考での意思決定は危険です。

この議論の決定をする場合は必ず、

 

「お客様のためを思って対応するか?」or「お客様のためを思ってお断りするか?」

 

の基準でなければいけません。“後々困る”は店側の都合です。この考え方が土台にある限り、お持ち帰りのお断り対応をする度にクレームにつながる可能性があります。

そのことをお伝えし、前提を改めていただきました。

 

他にもルールとクレームのバランスでよくあがるのが閉店時間対応です。

ラストオーダー確認の仕方、閉店時間を過ぎた場合のお声かけです。

ルールとしては、ラストオーダー確認でオーダーが入らなければ、片づけを始めてしまってもいいのかもしれません。ですが、これは飲食あるあるでラストオーダー後の片づけをやたらと急いでする人がいます。態度で早く帰れアピールをしてしまうような人です。実際に自分がお客様側だったらどう感じるでしょうか?

 

さらに閉店時間を過ぎた場合です。このような人は時計の前でその時を待ち、時間ぴったりに声掛けをします。ひと言「閉店のお時間です。」

決して間違いではありません。本人からしてみればルールに沿った行動です。

利用する側としても、閉店時間は把握しておいてその時間に合わせて帰る配慮があってもいいかもしれません。しかし、お客様の心情としてはどうでしょうか?



理想はルールのないお店

人にはいろいろなタイプがいます。飲食店に対して求めていることも人によって違います。共通してあるのは「自分の欲求を満たしてほしい」という願望でしょう。

 

筆者の考える飲食店で最も満たすべきお客様の欲求は“食欲”と“自由”です。

食欲は当然のことながら、自由はお客様を強制しないということです。

何でもお客様の言うことを聞け!というわけではありません。

営業時間、取り扱い商品、サービス対応…

できる事とそうでないこと、最低限のルールはあると思います。ですが、そのルールの行使の仕方やお客様への声のかけ方で強制しない、自由を阻害しない方法を考える必要があります。

 

「少々お待ちください」

「それはご用意できません」

「閉店のお時間です」

ではなく

「ただいまお伺いします」

「それはご用意ないのですが、こちらではいかがでしょうか?」

「本日はご来店ありがとうございました。お寛ぎいただけて光栄です。」

 

言葉の引き出しとお客様への純粋な感謝の気持ちから生まれる対応。

飲食店は食の喜び、楽しみの時間、自由で強制のない空間、非現実感を提供する場所です。

利用者のマナーも必要ですが、もしマナーの悪いお客様が多いのだとしたら、それはサインです。お客様への感謝とそれに伴うサービス対応ができていないことに対するサインです。

お客様にもっと楽しんでほしい!自由な空間でくつろぎの時間を過ごして欲しい!

お客様への想い、感謝の気持ちが根底にあればほとんどの問題は解決していくことでしょう。