中小企業経営こそ「差別化」から「独自化」への先手を打つべし
こんにちは、未来経営推進チームの細井栄司です。
KFSグループが推進している「未来経営」とは、
「未来からのあるべき姿からの逆算=理念に基づくビジョン・戦略・計画に一貫性がある状態で経営すること」という考え方をベースに
「全ての中小企業の黒字化」を使命としています。
セミナー形式の勉強会「未来経営LAB」で理念経営を軸とする経営のあり方・考え方・意識を醸成し、
経営計画立案セミナー「未来経営DAWN」であるべき姿からの逆算をし、
未来経営実践・定着を目指す「未来経営ACT」で黒字経営の実現化をします。
目指すは、
理念を軸にビジョン実現に向けて日々の実践を重ねる、
利益もしっかり出し関係者や社会に還元する、
経営理念を従業員が語りだし、
同じ価値観を持つ人材が集まり、
従業員が会社から大切にされている実感を持てる。
そのような魅力ある企業を目指す経営者が100人集い、
実践するコミュニティです。
このブログ「未来経営DIARY」では未来経営を実践する上での日々の気づきや、
未来経営を実践する上での視点、最新の情報など発信しております!!
差別化と独自化
今回のタイトルである「差別化と独自化」、たまたまFBのタイムラインに流れていて、
気になったフレーズです。
「差別化」と「独自化」と聞いてどんな違いを感じるでしょうか?
自社の商品・サービスがどちらなのか?意識したことはありますか?
差別化とは辞書で調べてみると、、、
一方を高く、一方を低く取り扱うこと。
同類の他のものと違いを際立たせること。
と出てきます。
独自化も辞書で調べてみると、、、
「独自」という言葉がありました。
他とは関係なく自分ひとりであること。また、そのさま。
他と違って、そのものだけにあること。また、そのさま。独特。特有。( 出典:デジタル大辞泉)
上記を私なりに解釈すると、
差別化とは同じもの、同様の種類・性質を持つ商品・サービスの中で、違いを作ること。
独自化とはそもそも比較をされないもの、その会社でしか手に入らない商品・サービスを創ること。
また、差別化を調べた時に、差別化戦略という用語が出てきました。
差別化戦略(さべつかせんりゃく)とは、マイケル・ポーターによって提唱された競争戦略のうちの一つで、特定商品(製品やサービスを含む)における市場を同質とみなし、競合他社の商品と比較して機能やサービス面において差異を設けることで、競争上の優位性を得ようとすることである。
(出典:Wikipedia)
差別化戦略は競争戦略のうちの一つなのですね。
そもそも競争を前提としているわけです。
この差別化と独自化の違いをケータイ電話で思い浮かべると理解しやすいのではないかと思います。
今ではもう当たり前となったスマートフォン。その火付け役は言うまでもなくiPhone です。
当時の国内では、今ではガラケーと呼ばれる「ガラパゴス携帯電話」が主流でした。
機種ごとにカラーの種類、カメラの画素数、着信メロの和音数など、
各社、毎期デザインや機能性のバージョンアップを提案することで、
販売を争っていました。
そんな中、出てきたiPhoneは、それまでのボタン操作を基本としたインターフェイスを完全に覆すものでした。
これまでにない携帯電話、機能の優位性ではなく新しいライフスタイルを提案する携帯電話として、
比較検討されることがなく市場シェアを広げて行きました。
中小企業こそ独自化へ
中小企業が未来経営を実践することにおいても、この独自化はとても重要な視点だと思います。
差別化を実行するとなると、他社との競争の中で機能や質の面での投資戦略、価格面での優位性で市場を獲得する低価格戦略など、
どうしても資本力のある大手企業に分があり、差別化戦略を続ける限り中小企業は疲弊してしまいます。
だからこそ、中小企業は独自の価値を生み出すことが必要なのではないでしょうか?
未来経営では会社が何のため、誰のため、なぜ経営するのか?
理念というあるべき姿を反映した商品・サービス作りを推奨しています。
自分達のストーリー、想いを軸にした、商品・サービスには、
背景が伝わることで共感が起きるだけでなく、独自の価値を持つように感じます。
例えば、我々の具体的なサービスである、
- 理念・ビジョン立案
- 経営計画立案
- 組織戦略
- 財務分析
- 数値管理
などは、
コンサルティング会社や会計事務所を中心に無数の企業がサービス提供しています。
その中で、
未来からのあるべき姿からの逆算=理念に基づくビジョン・戦略・計画に一貫性がある状態で経営する 「未来経営」というコンセプトでお客様に共感いただいてセミナーにお越し頂いております。
理念を組織に浸透し、如何に自社の未来の見通しをつくる事ができるのか?
徹底的に向き合い、生み出していただきます。理念を軸に生きるよう社長に関わります。
未来経営を通してお伝えしている情報も、一般的な経営戦略のノウハウやツールだけではなく、
代表小島と共に、未来経営を自社で実践する中で出てきた問題、課題、それに対するアクションの結果と成功事例・失敗事例という濃密な体験をお届けしています。
自社で実践しているからこそ、ただの専門知識ではなく、
血の通った実のある、他社には生み出せないサービスになっていると思います。
この「未来経営」というコンセプトも、まだまだ独自性を追求している実験段階でもあります。
ですので日々進化の過程も見ていただきながら、自社の経営に活かしていただきたいと思っています。
みなさんの会社がいま以上に独自化するとしたら何をしますか?
差別化戦略から独自化戦略に移行するには何が必要でしょうか?
ぜひ、共に考えていければと思います!