グーグル流【幸せに働き続ける5つのステップ】
皆様こんにちは、佐藤です!
今回は、ピョートル・フェリクス・グジバチ氏の『グーグル流・新しい価値を生み出し、世界を変える人たち ニューエリート』という書籍の中から、【幸せに働き続ける5つのステップ】についてご紹介させて頂きます。
ピョートル氏は、 ポーランド出身。ドイツ、オランダ、アメリカで暮らした後、2000年に来日。2002年よりベルリッツにてグローバルビジネスソリューション部門アジアパシフィック責任者を務め、2006年よりモルガン・スタンレーにて、ラーニング&ディベロップメントヴァイスプレジデントを務める。2011年よりグーグルにて、アジアパシフィックでのピープルディベロップメント、2014年からはグローバルでのラーニング・ストラテジーに携わる。現在は独立し、2社を経営しています。
働き方が大きく変化している世の中で、これからの時代を率いていくニューエリートに必要な考え方、価値観は何なのかを説いた一冊です。
1.幸せに働き続ける5つのステップ
多くの人に「幸せになりたいですか?」と聞くと、
多くの人は、「幸せになりたい」と言います。
ところが、「あなたにとって幸せとは、何ですか?」と聞くと、答えられない人が非常に多いです。
多くの人は、自分自身が手に入れたいものや、実現したい未来が曖昧な状態であり、日々自分の頭の中を整理する習慣を持っている人は少ないです。
だから、自分の理想が不明確であるため、「今の仕事は、つらい」と言って立ち止まっています。
ピョートル氏によると、
人が幸せに働くためには、
1.自己認識をする
2.自己開示をする
3.自己表現をする
4.自己実現をする
5.自己効力感を上げる
の5段階が必要といわれています。
1は、自分自身の思考の振り返りのこと。
2は、自分のビジョンや理想を手に入れるために、どうしたいのかを相手に伝えること。
3、4を通して、自分の望む形で自己表現、自己実現を行って、周りから感謝され、5の自己効力感(自己概念)が上がるのです。
簡単に言うと、
日頃から、自分自身に問いかけながら深く考える習慣をつけ、それを実践していくということです。
ex
・自分は、仕事を通じて何を得たいのか?
・なぜそれを得たいのか?
・何をした時にいい仕事をしたと思えるのか?
・いい仕事をするために、今は、何が足りないのか?
2.幸せに働き続けるために、日本の職場に必要なもの
多くの日本人は、『自己認知』と『自己開示』が圧倒的に足りてないと言われています。
現在「働き方改革」という言葉が流行り、
1.オフィスをフリーアドレスする
2.パソコンを持ち出してカフェで仕事をする
といった働きやすさや利便性の向上等の取り組みが導入されていますが、それらは1つの枝葉に過ぎません。
本質的な部分は、「自己認知」と「自己開示」なのです。
それは、自分が何を大切にして何を実現したいのか分からないまま、自己実現することは、不可能だからです。
そのために必要なのは、自己開示できる安心安全空間です。
個人がどんな問題を抱えながら生きているのか?
その問題をどう解決して欲しいのか?
言葉にして話せる空間を作ることが、表面的な自己実現を推進する制度よりも重要なのです。
最後に
私が、本書を読んだ後に弊社に当てはめて考えました。
その結果、弊社でもこの「自己認知」「自己開示」について積極的に取り組んでおり、日々、自己開示しあえるようなオープンな風土であると感じています。
「自己開示」ができる風土になった土台には、
社員それぞれの「この会社における自分の使命と役割」を「自己認知」するための習慣づくりを
チームとして取り組んでいることが大切なのではないでしょうか。
こうした人財育成の仕組みなどをテーマにした経営者同士の勉強会である
『未来経営LAB』を5月28日(月)15時〜 四ツ谷にて開催しますので、ご興味のある方は、是非お越しください!!!お待ちしております!!!
最後まで読んでくださりありがとうございました!!